正社員を辞めてパート主婦に。アラフィフ女性が感じたメリットとデメリット


このまま定年まで働き続けるの…?
そんなモヤモヤを抱えながらも、なかなか一歩を踏み出せずにいた私。
28年間同じ職場で働き続け、48歳でついに正社員を辞めてパートへと働き方を変えました。
「収入が減る」「キャリアを手放す」など不安もありましたが、実際に転身してみると、想像以上に得られたメリットもあれば、やっぱり感じたデメリットもありました。
この記事では、正社員からパート主婦になった私が体験したメリットとデメリットをお伝えします。
「このままでいいのかな…」と悩むあなたが、自分に合った働き方を考えるヒントになれば嬉しいです。
中央銀行に28年間勤務し、48歳で早期退職。現在はパートをしながら、ブログやSNSで「お金との上手な付き合い方」を発信しています。
正社員を辞めて感じたメリット

アラフィフで正社員を辞める・・・。
正直、不安は大きかったです。
「収入が減って後悔するかもしれない…」そんな思いもありました。
でも実際に働き方を変えてみると、手に入れたのは想像以上の“自由”と“心のゆとり”でした。
お金や時間、そして自分の気持ちとの向き合い方まで変わり、暮らしは想像以上に豊かになったのです。
ここでは、私が正社員を辞めて本当に良かったと感じた5つのメリットをご紹介します。
きっと、働き方に悩んでいるあなたのヒントになるはずです。
自由な時間ができた
まず何よりも大きかったのは、自由な時間が増えたことです。
これまでは仕事や家事に追われて、自分の時間を持つことがなかなかできませんでした。
しかしパートになり、勤務時間が短くなったことで、家事や趣味、そして自分のやりたいことに気付くことができました。
心のゆとりが生まれ、生活にメリハリができたのを実感しています。
心に余裕が生まれた
仕事のプレッシャーや責任感が軽減されたことで、精神的にかなり楽になりました。
正社員時代は常に気を張っていたのが、パートになってからは気持ちに余裕ができ、家族との関係も良好になりました。
精神的な安定は、日々の生活の質を大きく変えてくれます。
お金とじっくり向き合えるようになった
時間ができたことで、家計の見直しや節約、そして少額からの投資にも挑戦できるようになりました。
正社員の頃は興味がなかった「お金」のことにじっくりと向き合い、無駄遣いを減らしたり、将来への資産形成を始めたことは大きなメリットです。
他人の目を気にせず、自分に価値があるものへお金を使えるようになった
正社員時代は綺麗な格好をして、周囲の目や常識に縛られていましたが、今は自分が本当に価値を感じることにだけにお金を使うようになりました。
自分軸でお金を使う。
意外とできてなかったなーと実感しています。
収入は減りましたが、旅行や親孝行、趣味のための出費は躊躇なくできるようになりました。
プレッシャーの少ない職場でのびのび働けるようになった
パート先では責任が少なく、正社員の時のような緊張感がありません。
自分のペースで働けるため、仕事自体も楽しめるようになりました。
無理せず長く続けられる働き方として、とても満足しています。
不安もあったけれど、こうしたメリットを実感できた今、私は心から「辞めてよかった」と思っています。
パート主婦になって感じたデメリットと悩み

暮らしや心にゆとりが生まれた反面、現実的な壁や葛藤もありました。
ここからは、私がパート主婦になって実際に感じたデメリットと、その時に抱いた正直な気持ちをお伝えします。
収入が大幅に減ったことによる不安
正社員時代と比べて、収入は約4分の1に減少しました。
これにより、急な出費があると、心がざわつくこともあります。
また、将来への漠然とした不安も感じるようになりました。
稼げていない自分への焦りと自己肯定感の低下
収入が減ったことで「自分はこれでいいのだろうか」という気持ちが強まり、自己肯定感が低くなりました。
稼げていない自分は価値がない!と感じることがあり、会社員時代より自信が持てなくなりました。
休日でもゆっくりしてはいけないという罪悪感
自由な時間が増えても、「休んでばかりはいけない」と自分を責めてしまうことがあります。
ゆっくり過ごすことに抵抗があり、「何かしなければ」「無駄にしてはいけない」と自分を追い込んでしまうこともあります。
それでも、こうした気持ちも含めて「自分と向き合う時間」を持てたことは、大きな意味があったと感じています。
まとめ|自分の人生は、自分で決めていい

正社員を辞めてパート主婦になったことで、自由な時間や心のゆとりを手に入れましたが、一方で、収入の減少や自己肯定感の低下といった悩みも経験しました。
しかし、私の選択は間違っていなかったと確信しています。
なぜなら、自分の人生を見つめ直し、自分にとって本当に大切なものに時間とお金を使えるようになったからです。
何が正解かはわかりません。
続けることにも、辞めることにも、それぞれの良さがあります。
だからこそ、自分の心に正直になって「どう生きたいか」を考えることが大切だと思います。
迷っているあなたへ。
他人の価値観ではなく、自分の選択に自信を持って大丈夫。
人生は、誰かのものではなく、あなた自身のものだから。
私の背中を押してくれた2冊の本
会社を辞めたい。でも、本当に大丈夫かな…
そんなふうに悩んでいた私の背中を、そっと押してくれた本があります。
迷っていたとき、自分の気持ちを整理するヒントになり、行動する勇気をくれた本。
同じように悩んでいる方に、ぜひ読んでほしい2冊です。
『あした死ぬかもよ?』─人生観が変わる一冊
もし「明日死ぬかも」と思ったら、あなたは今日をどう生きますか?
この本は、日々の忙しさに追われて「本当に大切なこと」を見失いがちな私たちに、「今を大切に生きる」ヒントを与えてくれます。
著者が投げかける問いかけはどれもシンプルですが、心に深く刺さります。
「やりたいことを先延ばしにしていない?」「本当に大切な人に想いを伝えてる?」
読み終えた時、きっとあなたも「今日から何かを変えたい」と思えるはず。
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『夢をかなえるゾウ』─笑って学べる人生の教科書
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自己啓発本が苦手な人にもおすすめ!
「人生を変えたい」「一歩踏み出したい」と思っている方に、きっと新しい気づきと勇気を与えてくれる一冊です。
もし、何か一歩を踏み出したいと思っているなら、本の力を借りて、自分の気持ちに向き合ってみるのもおすすめです。